人生なんて、ネタ探し。

岡本 悠雅
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岡本 悠雅

はじめまして。

人生における様々な勝負の中で、食べ物の誘惑には唯一負け続けている、プランナーの岡本悠雅です。

みなさんご覧ください、昨日食べた深夜のカップ焼きそばです。
ほら、こんなにおいしそうなんですもの、、、そりゃ負けて当然でしょう。完敗です。

…すみません。笑
無駄にお腹がすいたところで、本題に入らせてください。

突然ですが、僕の好きな歌にこんな一節があります。

「人生なんてそうさ、ネタ探し。楽しんだもの勝ち、そういうものだよ。」
-関取花「もしも僕に」より引用

いやーー、、、響きますねぇ。

個人的にすごく響きます、この言葉。

人生どんなことが起きたって、そんなのネタにしちゃえよ。
全部楽しめたらそれでいいじゃん。ネタ、たくさん作れよ。

そう言われている気持ちになります。

あれ、ネタってなんだっけ。

ところで、ネタってなんでしょう。

親愛なるウィキペディアさんには「ネタ=タネの倒語」とありました。
つまり、上の歌詞における「ネタ」は、「話のタネになるもの」という風に捉えられます。

では、そんな「話のタネ」はどうやってできるのでしょうか。

なんとなくですが、こんなプロセスなのではないでしょうか。

1. 何かに気づき、疑問を持つ
2. 疑問に対し、考えを巡らせる
3. 自分なりの答えや意見を見つける

そうやって初めて、人に伝えられる「タネ」ができるような気がします。
結局、「話のタネ」って人に伝えられることだと思います。そもそも、会話には相手が必要ですものね。

つまり、自分の考えだったり、世の中の意見だったり、データから見た事実だったり、
何かしらの答えや意見がないと人に伝えられません。

正確に言えば、伝えられるけど、相手に「それで?」とか「オチは?」とか言われちゃう。
そんなの不本意じゃないですか。

焼きそばの誘惑に負けたことは、ネタになるのか。

答えはYESです。

僕が「深夜のカップ焼きそばは、なぜこんなにも美味いのか」という疑問に対し、
自分なりの回答が出せれば、、、ですが。

えーーー、それでは僕なりの答えを発表します。

 

 

「割り箸で食べるから。」

まぁ、いいんですよ。自分なりの答えなので!!!(突然の赤面)

だって、例えばほら・・・


【自分の意見ナシver.】

僕 :深夜のカップ焼きそばって、旨いですよねぇ。
上司:そうだねー。
僕 :そうなんですよー。ほんとに美味しいなー。
上司:え、なに、それだけ、、、?大丈夫??怖いんだけど。。。

【自分の意見アリver.】

僕 :深夜のカップ焼きそばって、旨いですよねぇ。
上司:そうだねー。
僕 :あれって、夜だからめんどくさくて貰った割り箸で食べること多いですけど、
だからこそ美味しいみたいなところありませんかね??
上司:確かに~~。想像しただけで、シズル感が圧倒的に違うわ。
僕 :なんで、割り箸で食うと旨いんでしょうねぇ。
上司:えーー、木ってそういう効果あるのかなーーー?


こんな風に話のタネに花が咲くように変わったのは、僕が自分なりの答えを提示したからです。
答えがあると、それに対する新たな意見や疑問が生まれ、会話がより面白く、豊かなものになっていきます。

もちろん、上の会話の場合でも…


【まさかの展開ver.】

僕 :深夜のカップ焼きそばって、旨いですよねぇ。
上司:私、カップ焼きそば大嫌いだから!!!
僕 :え、なんで??何でなんですか??あんなに美味しいのにぃ!!


まさかのこんな回答が返ってきたら、自分の答えや意見が無くても会話に花は咲きます。
しかし、この場合は上司に「カップ焼きそばが大嫌い」という意見があるからです。

やはり、会話を豊かにするための「会話のタネ」には何かしらの答えや意見が必要ということですね。

ある日のコンビニでのネタ発見。

実は、ネタ探しはめちゃくちゃ楽しく便利です。世の中は会話のタネで溢れかえっているなと感じます。

例えば、先日コンビニのレジでこんなことがありました。


店員さん:○○円のお買い上げになります~。
僕 :電子マネーでお願いします。
(あれ、ここにある募金箱、募金めっちゃ少なくない??もう月末の最終日の夜だよ??)
僕 :すみません、この募金箱、さっき回収したんですか?なんか少ないなと思って。
店員さん:いや、これから回収するんです。毎月これくらいの量ですけどねー。
前いたコンビニも、毎月このくらいでしたよ。
僕 :へぇーー。そうなんですね。変なこと聞いてすみません、ありがとうございました~。


…すごく、疑問に思いました。なので、考えてみました。

すると、「キャッシュレス化によって、現金で行うことが一般的だった募金の機会が減っているのでは?」
という考えが生まれました。

このように、ネタをつくるプロセスは意外と社会的な事象も提示してくれたりします。

日常生活を送る中で、ふと何かに疑問を持った時、
自分なりの答えが出るまでウンウン考えてみると案外面白いものです。

なぜ日本には佐藤さんが多いんだろう。
なぜ点字ブロックは黄色なんだろう。
なぜあの子はいつもポニーテールなんだろう。

どんな疑問に対しても、とても面白い意外な事実や自分の意見が見つかると思います。

プランニングもネタ探し。

ひょっとすると、僕たちがお仕事でさせていただいているプランニング業務も、ネタ探しなのかもしれません。

お客様や自分たちが抱いた疑問や課題に対し、様々な角度からの意見や事実を探し出す。
そして、一緒に議論して会話に花を咲かせながら、良いものを生み出していく。

…なんだか、ネタ探しって素晴らしいですね。書きながらまた実感できました。

友人や同僚との会話を盛り上げてくれるくだらないネタから、
ひょっとしたら世の中の課題を解決するきっかけになるかもしれないネタまで、
同じプロセスで見つけられるのですから。

こんなに楽しいことは、他にないかもしれません。

ちなみに僕は、こんなネタを集めまくったノートを中学生の時から作り続けています。
本当に本当に楽しいのでお勧めです。

「人生なんてそうさ、ネタ探し。楽しんだもの勝ち、そういうものだよ。」

いやーーー、この言葉、ほんとに良いなぁ。。。

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企画はコミュニケーション
共創が愉しみです

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