編集部員が選ぶ!おすすめノムログ記事のまとめ

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ついに2022年になり、2021年度も残りわずかとなりました。まだまだコロナ禍は続いていますが、ノムログ読者のみなさまはいかがお過ごしでしょうか?

今まで紹介する機会がなかったのですが、ノムログ編集部は、乃村工藝社プランナーの有志メンバーと広報部が連携して運営しています。月に2回開かれる編集会議はオンラインが中心ですが、2021年年末に久しぶりにリアルでメンバーが集い、これまでの記事の振り返り会を行いました。こちらの記事では編集部メンバーそれぞれのおすすめ記事3選をコメントと共にご紹介します。

まずは若手の岡本悠雅編集員の3選からスタートです。

①竣工写真では伝わらない空間創造におけるストーリー/マインド
②プランナーの役割/存在意義が伝わる
③記事を書いた人のパーソナリティーがにじみ出ている

上記3つの観点から選んだ記事はこちらです。

1、神社でジンジャエール! バズるヒット商品のつくり方  坂爪研一
乃村工藝社のメイン業務である空間にとどまらず、商品の企画開発まで手掛けているプランナーの業務の幅広さを知ってもらえる記事。ネーミングにおける思考プロセスや、坂爪さんの商品に対するこだわりを垣間見ることができる。

こちらの記事はなんと執筆から掲載まで1週間というスピード感だったそうです。
岡崎広子編集員もおすすめしていました。

2、熱血学芸員と交わす「展示ってなに?」 下國由貴
学芸員が考える展示空間という新たな切り口の記事。下國さんの手書きレポートも見どころ。

 

3、フィジカルとバーチャルの濃度 吉武聡一
吉武さんらしい熱さと真面目さが混在する語り口で、ミラーワールドという先取りっぽいテーマを論じている。フィジカル↔バーチャルの未来に対して「濃度」というわかりやすい解説は必読。

そんな岡本編集員が執筆した記事をおすすめしたのは、サトウ ヒデキ編集員。ノムログでは記事に掲載する写真のカメラマンとしても大活躍です。独自の視点で何気ない日常ネタを切り取った3記事を選びました。

1、 人生なんてネタ探し 岡本悠雅
カップ焼きそばの写真から始まるインパクト!「オカモトユウガ」というプランナーの志向が、「焼きそばの香り」とともに画面から漂ってくる。読ませる工夫を感じる記事。

 

2、「曖昧なビジネス用語」を大切りするvol.1  阿部鷹仁
自筆イラスト付きで 「押忍の三段活用」から入る “読者つかみ”の妙が素晴らしい。
vol.1 とあるのでvol.2に期待!!

 

3、フィールドワーク酔夢譚 吉田雅之
ノムログ唯一無二の物語形式の文書表現が、新鮮かつ衝撃的!
物語に登場する「先生」役に、好きな俳優さんを頭に思い描きながら読むのがおすすめ。

日常ネタの真骨頂といえば、サトウ編集員が執筆するヒデキのゆるゆる渚歩記シリーズです。今年度からメンバーになった飯塚篤郎編集員が選んでいます。飯塚編集員の3選はこちらです。

1、ヒデキのゆるゆる渚歩記/ep5 -漂着ゴミ図鑑 サトウヒデキ
日常の中に、こんなにも面白いものが転がっているんだという発見。どんなものからも一つ一つ話を広げていく面白さ。そういった周囲のちょっとした出来事に着目する、プランナーに求められる世界の見方かくあるべし!を感じられる記事。

 

2、ワークプレイスで、社員の健康意識を高める。 岡本悠雅
乃村工藝社のRE/SP2にて販売される商品の選定から外部の方との連携まで、すごく楽しそうな仕事の様子を垣間見ることができる記事。ノムラのオフィスの雰囲気も伝わる。

 

3、コロナ禍のおうちイベント!自分らしいティラミス作り   Julia(周虹)
ジュリアさんの楽しそうな普段の生活が垣間見えて、幸福度の高い記事。

ジュリアさんの記事は、飯塚編集員が初めて編集担当をした記事で、社内でも大変好評でした。森田絵理編集員とこちらのまとめ記事を担当する市川も3選に入れています。

それでは、森田絵理編集員の3選です。

1、コロナ禍のおうちイベント!自分らしいティラミス作り Julia(周虹)
プランニングとはるか遠いテーマのような「ティラミス」と「プランニング」が結びついているのがとても面白い。

 

2、学びの場は、いつもひらかれている 佐竹和歌子
コロナ禍で休館中の科学館の取り組みを紹介。『おうち DE みらいーら』から感じる、学びの場づくり3つの秘訣の中で、誰かを楽しませたい気持ちを感じさせる記事。

佐竹さんの記事は、飯塚編集員と同じく今年度からメンバーになった、小池佳保子編集員も選んでいます。

3、SDGsとビジネス、そして空間創造 大橋隆太
シンプルにSDGsを弊社視点でわかりやすく紐解いていて、グリーンインフラの重要性などとてもわかりやすいテーマで描かれている。

同じく、ジュリアさんの記事を選んだ市川の3選はこちらです。

1、コロナ禍のおうちイベント!自分らしいティラミス作り Julia(周虹)
ジュリアさんの家庭と仕事への愛が伝わる記事。記事で紹介されるオリジナルレシピも試したくなる。

 

2、新型コロナで中国から帰ってきたら、より中国のことが見えてきた。 村上萌
中国でのリアルな仕事の様子がわかる記事、今後中国ビジネスに携わる方へおすすめ。

 

3、景丘の家」に学ぶ、みんなの居場所のつくり方 横田智子
景丘の家は産休中に何度か利用したことがあったがとても居心地が良い施設だった。場づくりの背景がわかって参考になった。

そんな市川の産休明け執筆の記事を選んだのは岡崎広子編集員です。
3記事の選定ポイントは、プランナーのインサイトが伝わること、です。

1、コロナと子連れおでかけ空間 市川愛
ママがコロナ禍で抱える子育てのお悩みから、ノムログの空間インサイトにつながっている。多くの人に読まれた記事でコロナ禍の時流も見受けられた。

 

2、神社でジンジャエール! バズるヒット商品のつくり方 坂爪研一
さらっと読めるゆるさの中に、坂爪さんだからこそ書ける商品づくりのプロのインサイトがもりだくさん。誰もが書ける記事ではない。

 

3、トーキョー・サーキット 冨永荘次
単なる都市変容の整理ではなく、東京での人の行動範囲を「トライアングルゾーン」として設定した上で、下町エリアを独自の視点で定義。冨永さんならではのインサイトを発信している。

同じく冨永さんの記事を選んだのは、小池佳保子編集員です。

1、トーキョー・サーキット 冨永荘次
最初の三角形の図のところで富永さんの面白さに引き込まれる。時代変遷も、下町ならではの考察で興味深い。

 

2、バトンタッチしうるモノ -国内博・万博と博覧会資料COLLECTION 石川敦子
他の記事がいまを伝える中、乃村のアツい時代の疾風録の片鱗を、時代を遡って伝えるのが面白い。現在地や先へ先へとテーマを考えがちだったなぁと、気づかされた記事。

 

3、学びの場は、いつもひらかれている 佐竹和歌子
“とはいえ、私自身、展示物たちに「やっと会えたね」って、早く言いたいのだけど。”この最後の部分にキュンとして、読後感が非常によかった!文化施設の施設紹介や事例紹介ではなく、コンテンツやひと中心の視点での考察や想いの伝え方で、印象に残る記事。

続いては、大阪事業所唯一の編集部員、瀧このみ編集員です。大阪事業所に所属する社員の記事を一手に担当しています。東京メンバーとなかなか会える機会が少ないので、編集部員一同リアル会議を楽しみにしていました!

1、漁に出る。 岸田匡平
シンプルで読みやすく、プランナーの熱い想いが伝わります。冒頭も役に入っている感じも面白い。考察系記事が多いなか、素直なメッセージ系のものにホッとした。

岸田さんの記事は横田智子副編集長も選んでいました。

2、推定リーチ数1億をどう活かすか。 美馬弘宜
まず記事タイトルがかっこいい。読みたくさせる見出し(誘い文句)がネット記事にはより重要なのだと再認識した。博物館も来場者数だけではなく、展示の魅力を図る数字としてこれから重視されることも興味深い視点。

美馬さんの記事は田中摂編集長も選んでいます。

3、気になる空間シリーズ 横田智子
空間ディスプレイ会社として王道?のテーマであり、プランナーならではの視点で丁寧に語られており温厚な人柄があふれて素敵な記事。東京開催の展示はなかなか行けないので、最新のアイデアのインプットができて嬉しい。

さて、残すは副編集長、初代編集長、現編集長の3選となりました。

横田智子副編集長が選んだのはこちらです。

1、漁に出る。 岸田匡平
冒頭の漁の描写から展示のプランニングにつながっている展開も面白く、「博物館づくりはおもしろい!」という岸田さんの熱量が伝わってくる。

 

2、大人の自由研究・食卓から始まる自然の驚異への誘い 竹内東子
「大人の自由研究」というワードからグッと掴まれる。大人になっても好きなものを探求していく姿勢に共感を覚えた。

 

3、食がつなぐ歴史文化妄想展示への入り口 稲垣美麻
「すんき漬け」を通じた食文化の歴史や地域の人と人とのつながりを感じる奥深い視点と実際に漬け込むプロセスを紹介しているところにユニークさを感じる。

高野次郎初代編集長の3選です。

1、スポーツエンターテインメント空間2.0時代の到来(前編・後編)  安田哲郎 
似たテーマの書籍なども見当たらない絶妙なニッチ度で何より内容が面白い。

 

2、BIM WORKSHOP – 社内コミュニケーションスペースをつくろう BIMルーム

リアリティと厚みを持ってノムラのBIMの取り組みを紹介している記事。

 

3、oto reaが導く、音響による空間体験の進化とは?(前編・後編) 高野次郎
GATARIさんとの協業をわかりやすく伝える記事。

振り返り会のラストを飾るのは、田中摂編集長の3選です。
いずれもプロフェッショナル度が高く、書き手の個性が伝わる記事です。

1、「わからなさ」のむこうにあるものー空間体験の源流をめぐるトラベローグー 亀山裕市
博物館や展示を事例に、空間体験の源流をさぐり言語化・共有化する、文化系の展示空間を手掛けてきたプランナーならではの考察記事。

 

2、推定リーチ数1億をどう活かすか。 美馬 弘宜
Twitter投稿の波及分析をもとに施設運営の目標のあり方に疑問をなげかけるなど、リアル×デジタルの融合や可能性を追求しながらコンテンツをつくり続けているプランニングディレクターならではの記事。

 

3、BIMで拓く空間プロデュースの世界 BIMルーム
自社としてBIMをどうとらえ、どのように自社に根付かせていくかなど、空間プロデュース企業の業務プロセス改革の観点から訴求する良記事。

それぞれの編集部員から選ばれた3選を総じて振り返ると、ノムラ社員の空間のプロとしての視点や、書き手の個性が光る記事が目立ちました。
ノムログ編集部は2022年もノムラの個性豊かな社員による記事をお届けしていきます。2022年もノムログをよろしくお願いします!

※撮影時のみマスクを外しました。

会議風景写真:サトウ ヒデキ
文章:市川愛

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“空間と体験”を追求するチーム
プロの目線で“空間と体験”の可能性を切り取ります

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